ピーターパン野郎のブログ

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『17卒就活生必見!!』現役人事が伝える就活攻略法〜自己分析編〜

こんにちは。ダメリです。

 

本日は17卒の学生さんを対象に書きます。年明けから就活を始める方・もう既に外資ベンチャーを中心に内定を持っている人も、自身の進路を決断する際のヒントにしてもらえたら嬉しいです。

 

さて、タイトル。

 

就活でやる事は大きくわけて3つです。

①自己分析

②進路先の研究

③決断する

 

本日は①について書きます。

おそらく大学のキャリアセンターの人や学校の先輩、企業の人から「自己分析をしっかりしなさい」と言われた事があるでしょう。

 

これはもっともな事ですが、そもそも何故自己分析が必要なのでしょうか?

 

僕は「自分に合った将来の進路を選択するため」と理解しています。

おそらくあんまピンと来ないと思いますが、実は自分の目の前には無数の選択肢が広がっているのです。例えば就活もそうです。就活って聞くと、就活=企業に就職するってことだけだと認識している人が多いですが、実はそれだけではありません。就職以外にも、起業する・フリーランスとして活動する・ワーホリで海外に行ってみる・大学院に進学する・投資家になる等々。またいきなりこれらの中から選ぶのではなく、とりあえず就職するって選択もあります。就職で生活費を稼ぐと同時に、スキルを磨いたり、勉強したりして、将来やりたいことをやるための準備をする。これも立派な選択肢の一つです。

 

実現可能かどうかは一旦置いておいて、まずは目の前には色んな選択があることに気づいてください。まずはそこからです。

 

その上で、どの選択肢が自分に合っているのか?ということを考えてみてください。ここで必要なのが「自己分析」です。

 

自己分析とは何かというと過去・現在の自分を振り返ることで、自分が活躍できる環境や、自分の価値観を把握することです。

 

周りの人を含めた環境を改善するにはかなり時間・労力を要します。そこに貴重なエネルギーを使うのであれば、最初から自分にとって最適な環境を選ぶ方が良くないですか??

もちろん100パーセント合っている環境を選ぶのは不可能だと思いますが、自分にとって最適な選択肢に出会う確率を1パーセントでもあげることはできます。

 

※もし入社してみて合わなければ、やめれば良いでんです。

 

では肝心の自己分析の方法をお伝えします。

ご自身の人生を過去・現在のパートと将来のパートに分けます。

 

■過去・現在のパートについて

 

今に至るまでの人生を事細かに振り返っていきます。保育園or幼稚園時代・小学校時代・中学校時代・高校時代・大学時代とセグメントを分けます。それぞれのセグメントの中でまずは主に以下のような出来事を振り返ってみてください。

①一番充実していた出来事・その当時の環境

②一番落ち込んだ出来事・その当時の環境

③一番喜怒哀楽した出来事・その当時の環境

④一番ストレスだった出来事・その当時の環境

 

次にそれぞれの出来事の中でどのような要素が充実や、落ち込み、喜怒哀楽、ストレスに繋がっているのか抽出してみてください。

 

例えば僕の例をお伝えします。

僕が小学生時代に一番充実を感じた時は、6年間続けた野球の練習です。(※「こいつ何言ってんだ?」と思った方、もう少し辛抱して下さい。)所属していた野球チームは練習がメチャクチャ厳しかったので、出来ないことがあれば、出来るようになるまで繰り返し同じ練習をすることを大切にしていたチームでした。

では野球の練習のどのような要素が充実感に繋がっているのか?それは『上達』です。僕は自慢じゃありませんが、小学6年生の時に野球で最優秀選手賞と最優秀投手賞などをとったりしました。でも受賞したことに対してあまり喜びを感じなかったのです。それよりも毎日の練習の中で出来なかったことを試行錯誤して少しずつできるようにしていくことに充実感を感じていました。

 

また、中学生は卓球部に入りました。卓球も同じで『上達』に充実感を感じていました。所属していた卓球部の顧問の先生がとても放任主義だったため、自分たちで自由に練習メニューを作ることができました。そのため、今の自分に足りない点や、自分の強みをさらに伸ばすような練習メニューを作ることができたのです。

 

とまぁこんな感じです。この作業がなぜ必要なのかというと出来事の背景にある自分固有の価値観や、成果の出せる環境を洗い出すためです。上記の小学時代の例で言うと、

 

固有の価値観・・・「上達」

成果の出せる環境・・・出来ないことを出来るようになるまで取り組ませてくれる環境

 

ってことになります。おそらく同じ経験をしていても、充実感を得る要素は人によって違うと思います。例えば中学時代の卓球のエピソードで言うと、同じチームメンバーの中には「上達」よりも「同じ目標に向かって仲間と努力し、それが結果に結びついた時の達成感」に充実を感じる人もいるかもしれません。

 

別に正解があるわけではないので、どっちでも良いのです。大切なのは自分の本心です。

 

こんな感じで一通り時代ごとに振り返ってみると自分の価値観や、成果を出しやすい環境などが見えてくると思います。

 

■将来のパート

 

ここでは過去の経験をもとに自分がどんな時にモチベーションを感じ、それをどう将来に活かしていくのか、将来何をしたいのか、どういう人物になりたいのかについて考えます。

 

ただし・・・ここが難しいんですよね。実際働いたことのない人が多いわけですし。イメージ湧かなくないですか??そのくせ企業の人事は面接・面談で「君のキャリアビジョンは甘い」とかなんとか言ってくるんですよね。僕が就活している時もそうでした。

 

そこで紹介したいのが、平本相武著『コーチング・マジック』という本です。

www.amazon.co.jp

 

この本自体はコーチングについて書かれている本なのですが、この中に「価値観型」と「ビジョン型」という2種類が出てきます。

 

価値観型

 ➡︎毎日自分の大事なものを積み重ねて行きたいタイプ。

・ビジョン型

 ➡︎常に目標があってそれを追いかけている時に充実を感じるタイプ。

 

ご自身がどちらのタイプかは以下のリンク先より確認してみてください。

www.itmedia.co.jp

 

価値観型の人は将来のキャリアビジョンをどうするかと考えた時に、「・・・イメージが出てこない。けど、常に新しいものに触れていたい・本当に役に立つものをコツコツ作っていきたい」と価値観を大切にしていきたいと考えるタイプの人です。

 

ビジョン型の人は「将来のキャリアビジョンは何?」と聞かれた時に、「何年後までにこういうことがしたい。そのための能力を身につけるために、こういう会社に入社したい」と明確にイメージできる人です。

 

僕はどちらかというと価値観型の人間です。常に将来の理想像が頭の中にあるのですが、理想像自体にモチベーションを感じているのではなく、その要素である価値観に強く惹かれています。

ただ学生の時はこのことをうまく説明できずに、だいぶ苦労しました。特に志望理由を説明する時が大変で大変で・・・振り返ってみると「その会社でこれを成し遂げたい」、「こういう人間になりたい」ってのはあまり無く、それよりかは「こういう価値観を大切に仕事に取り組みたい」という志向の方が強かったんですね。

 

だからこそ志望理由の模範解答である、「将来のビジョンは〜で、そのビジョンを成し遂げるために、御社に入社したいです!」という解答を作ることができなかったんですね。

 

ただし価値観型のあなたも大丈夫です。

対策はあります。そこについては次回のブログでお伝えします。

 

さて、自分がどちらのタイプか分かったところで、先に進みます。

 

ここから価値観タイプの人はではどんな価値観を大切にしてこの先働いて行きたいのか?ビジョンタイプの人は具体的にどんな目標を設定するのかを考えなくてはなりません。

 

ではどうしたら良いか?これは実際に働いている人に聞いてみるってのが良いと思います。社会にはどんなビジョンや価値観を持った人が働いているのか?

答えは人の数ほどあるので、いろんな人に聞きまくって、選択肢を広げ、自分の価値観・性格と照らし合わせて、将来のイメージを作ってみると良いと思います。

OB・OGとのつながりが弱くて・・・って人は普通に企業の採用ページからとかお願いしてみると良いと思います。普通にOKしてくれるはずです。てかOKもらえない会社があったらヤバイです。

 

では今日はこの辺で。

 

次回もお楽しみに!