『17卒就活生 やりたい仕事がない人へ』
こんにちは。
本日は「やりたい仕事」についてです。
結論から言うと就活の段階で「やりたい仕事」はなくても良いです。
(もちろんあったらあったでOKです。)
てか「やりたい仕事が見つからない」と悩むこと自体時間の無駄です。そんなことに時間を費やすなら、就活以外に興味のあることにどっぷり浸かっていた方が有意義な人生を送れますよ。
入社前の段階でやりたい業務内容があったとしても配属後にそのやりたい仕事ができるかどうかは分かりません。また、仕事を進めていくうちに様々な情報から刺激を受け、自分の進むべき方向が見えてくると思います。
ライフネット生命の創業者である、出口治明さんは著書『「働き方」の教科書』の中で、以下のようにおっしゃっています。
「若い人は、仕事を通じて自己実現をしたいと考えているようです。もっと言うと、自己実現しなければならないという呪縛にからめとられています。だからこそ迷い、悩み、苦しみ、藁をもつかむ思いでこのような質問をするのでしょう。しかし、二十代で自己実現などできるはずがありません。人間の歴史を見れば、二十代の若さで自分が何をしたいかわかっている人はむしろ少数派であることが分かります。僕は今でこと生命保険については生き字引の一人と言われるようになりましたが、二十代の時に本当にこの仕事がやりたかったかと問われれば全く自信がありません。」
何だか意外ですよね。そもそも出口さんが生命保険業界に入ったのも、司法試験に落ちてしまい、内定を持っていたのが生命保険の会社だったからだそうです。
やりたいことが無くても別に問題はないのでしょう。やりたいことを見つけて悩むよりは、目の前の仕事をいかに創意工夫をして、楽しみ、結果に結びつけるかの方が重要です。
だからこそ就活のうちにやらなきゃ行けないことは自分の過去の経験を振り返って「どんな環境であれば自分は主体的に動くことが出来るのか」、「どんな価値観の組織にいる時に自分の能力を発揮できるのか」を把握してみてください。
この20年間位の人生で色々な集団・組織に属してきたと思います。その中で成果を出すことができた組織・できなかった組織、あるいは居心地が良かった組織・良くなかった組織と色々あると思います。その要素を抽出して、会社選びに生かすとミスマッチにつながる可能性が低くなります。
会社選びもスポーツのチーム選びと似たような側面があります。例えば高校野球。
甲子園に出場するチームってどこよりも厳しい練習を乗り越えてきているから甲子園に出場できるわけですよね?そんな野球部に「いやー自分は野球なんて楽しくできればいいです!練習は週1日希望です!」みたいな人が入部してきたら、活躍できないどころか、即刻辞めますよね。きっと。
やりたい仕事を見つける前に、自分の価値観・特徴に合う企業ってどんな企業なのか??
ぜひ考えてみてください。
では。