ピーターパン野郎のブログ

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【考えるってどうやるんだよぉぉぉぉ!!!!って人向け】ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』を再読しました。

こんにちは。

 

タイトル長いですね。堪忍な。

 

さて本日は、「今まで感覚で生きたよ。それなのに、就活をきっかけにもっと深く考えろ!!ロジックが甘い!って詰められ続けた関係で発狂寸前だよ」って人向けにブログを書きます。役に立てば幸いです。

 

 

【読んだ本】

『自分のアタマで考えよう』

www.amazon.co.jp

 

この本、めちゃくちゃオススメです。そもそも「考える」ことをあまりしたことのない人にとっては「考え方」が分からないんですよね。

 

とりあえずロジカルシンキングが重要っぽいから「ロジカルシンキング やり方」とかでググる。すると「ロジックツリー」とかのフレームが出てきて、「なんだ簡単じゃん」とテンション上がる。そして思考の対象を全てロジックツリーを使って考えるも、なんかしっくりこない・・・

 

・・・・これ僕でした。この方法でうまく行かないのは当然です。

だってロジックツリーは思考するための1つのツールに過ぎないんですもん。「このケースにはこんな風に考える」ってところから思考は始まってます。

 

この本は「そもそも考えるって?」ってところから、思考する上で大切なこと・そのやり方が載っている本になります。

 

ちきりんさん、ありがたや。

 

さて備忘も兼ねて、重要だと思った部分を振り返りを。

※長いからパラ見で。

 

 

 

自分の頭で考える上でやってはいけないこと      

 

それは「知識」に引きづられること。なぜならば知識の一部は「他人が考えた結果」であるからです。ネット・テレビ・本・新聞に載っている情報に出会い、何となく正しいっぽいからそれを鵜呑みにし、自分の意見にする。

 

誰にでもあることだと思います。だけど、これでは自分の頭で考えたことにはなりません。なぜならば、そういった情報の多くは他人の考えにすぎないからです。例えば専門家がニュースで話していると何となく受け入れてしまうことも多いですよね。

 

まずはそういった知識を置いておき、物事の良い面・悪い面両方から考えることが大切です。

 

まずは「決めるプロセス」を考える          

 

これ重要です。「どうやって結論を出すべきか」を考える。結論を出す上でどんな情報があれば結論を出すことができるのか。言い換えれば判断を出すための軸ですね。

 

これがないと結論を出すことができません。例えばデートの場所を考える時。いきなりどこ行くか?ってのを考えて、デートスポットの情報を集めても答えを出せないですよね。判断の軸として「予算は1万円以内」・「所要時間は5時間」・「相手が好きかどうか」などの軸を事前に設定した上で、デートスポットの情報を集めることが大切です。

 

さらに言うと、判断基準は絞ることが大切。つまり意思決定する上で重要な軸は何か?ってことを考える必要がありんす。なぜならば判断基準が多すぎると決めることができなくなってしまうからです。

 

最後に一点。「価値のある判断基準(=フィルター)」を形成することが大切。

例えば新卒就活。会社選びの軸として「成長できるかどうか」をあげる学生が多いですが、これは価値のある判断軸とは言えません。なぜならば、成長できない仕事

などないからです。

 

これをもう少し意味のあるものにするとしたら、「ゼネラリスト」として成長したいのか「スペシャリスト」として成長したいのかを考える。スペシャリストになりたいのであれば、どんな分野に行きたいのか?

 

世の中の判断基準に振り回されるのではなく自分の基準で物事を見てみると、面白い人材になれます。

 

情報を集める前に、まずは「決めるためのプロセス」を意識しましょう。

 

 

情報を前にしたらまずにすべきこと          

 

それは「なぜ?」と「だから何?」と考えること。特に数字の情報を見たときは絶対。

 

「なぜ?」=数字の背景を考えるために。

「だから何?」=データの先を考えるために。

 

例えば就活で企業説明会に行くと、その会社の売り上げ推移のグラフが出てきます。

(企業側からすると少しでも自社を優良企業に見せたいので、あの手この手を使って右肩上がりのグラフを用意します。笑)

 

さてその際に「ほーそうなんだ。すげー」とぼーっとしているようではいけません。自分の頭を使って「なぜ毎年売り上げが増えているのか」などをまずは考えましょう。もしかしたら、市場が大きくなっている(=需要が増している)だけで、その企業の努力の成果ではないかもしれませんよ。

 

また、「だから何?」と考えることで、過去のデータを踏まえた上で未来はどうなるのか・自分はどう対応すべきなのか見通しがつきます。

先ほどの企業の売り上げグラフを参考に考えると、「来年以降は売り上げが上がるの?下がるの?」・「売り上げを増やすために問題となる点は何?」・「売り上げを増やすためにはどんな行動が必要なの?」・「市場はどうなの?」と疑問を持ちます。

 

おそらく相当な疑問が出てくると思います。まずはその出てきた疑問に対して自分の頭で仮説を作ってみましょう。そしてそのあとに色々なツールを使って調べてみましょう。いきなり調べてしまうと自分の頭で考える習慣がなくなってしまいます。

 

 

あらゆる可能性を検討する              

分解図を使いましょう。

例えば「内定数を増やすためにはどこを改善するか?」ってのを分解図使って考てみたのが、以下の図です。(結構ざっくりやってます。)

 

 

 

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内定数を増やすためには大きく分けて2通りに分けられます。

①自分のアウトプットを変える。②環境を変えるです。今回は載せ忘れましたが、「環境を変える」には、「自分の性格・特徴に合った業界を見つける」・「コネで入社できそうなところに入る」・「使用しているツール(媒体・紹介会社)などを変える」などが続きます。

 

こんな風に、あらゆる可能性を出していきます。

 

 

 

「比較する」                    

縦と横の比較。

 

縦=時系列での比較。「過去と今」「今と未来」「現状とあるべき姿」など

 

横=「自と他」・「他と他」の比較。「自分と他人」「自国と他国」「他社と他社」等

 

 

思考・議論のレベルを揃える             

当たり前っちゃ当たり前ですが、熱くなると見えなくなるので、再認識。

 

例えばミーティングで大学数を減らすかどうか議論しているのに、大学の減らし方について発言してもダメですよね。

 

Aさん

「大学に入学したいと思っている人数に対して、大学の数が多すぎる。大学受験を希望する人数の減少に加え、人気のある大学とそうでない大学の受験者数に開きがありすぎる。特に地方の大学では倍率が1倍を切っている学校も出ていている。このままでは大学の質が下がってしまう。だから大学数を減らすべきでは?」

 

Bさん

「しかし、地方の学生全員が都市部に出れるわけではない。そういった学生のためにも地方の大学は残しておくべきではないか??」

 

このBさんの意見はAさんへの反論にはなっていない。Aさんは「大学教育の質への影響」を問題視しているのに対し、Bさんは「地方の大学存在意義」について言及してしまっている。別の論点なのである。

 

しっかり議論のレベルを揃えましょう。

 

 

疲れたのでこの辺で。興味ある人は是非、『自分のアタマで考えよう」を読んでみてね。

 

では。