仕事選びで考えて置いた方がいいこと。
どもっ
ダメリです。
改めて学生との面談のやり方を見直そうと思いこれ読みました。
キャリアカンセリングの理論やカウンセリングをするときの手法・流れが記載されていてよかったです。
この本読んで考えたのは『自己実現のための仕事』という考え方。
仕事で自己実現をする。うーん。。。あんまピンときません。
だって仕事ってお客さんに価値を提供することでしょ?それなのに自分の成し遂げたいことやなりたい理想像とかって言われても・・・
もちろん「お客さんへの価値提供」と「自己実現」を両立できたら良いんでしょうけどね。
僕はスタートアップ〜ミドルベンチャーしか経験したことがないので、一般的にどうかは分かりませんが、新卒で早期リタイアする人は「自己実現願望」による理想と現実のギャプが原因でやめる人が多かった気がする。しかも「理想の姿」のイメージやそこへ至るためのプロセス設計が甘いケースはほぼ辞めていたよね。もちろんそれだけが原因じゃないけど。反対に理想と現在の自分の差分をある程度明確にし、事前に課題などを抽出できていた人は覚悟が決まっているなという印象です。
なのでこのブログを読んでいる就活生で、「自己実現」にウェイトを置いて仕事を決めたい人は以下の流れで考えておくと良いかもです。
①理想を明確にする。
これはあるあるですね。仕事を通じてどんな人になりたいのか?何を成し遂げたいのか?理想の自分はどんなスキルを持っている?
②現在までの自分について振り返る
今までどんな経験を積んできた?そこでどんな価値観が形成された?これまで身につけた自分の強みは?逆に苦手なこと・弱みは?
③将来と現在の自分を比較し、課題を明確にする
ここ重要。往々にして「どんなスキルを身につける必要がある?」「そのためにはどんな経験が必要?」程度でした。
僕はこのフェーズで「自分の苦労しそうなポイントってどこだ?」「苦労した時にどう対処するか?」「今からそのポイントを克服するためにどんな行動をするべきか?」ということも考えるべきだと思います。
例えば「30歳で自分でサービスを立ち上げて人に喜んでもらいたい!!!」と考えているAさんを例にとりましょう。
ではAさんはどんな環境に行くべきでしょうか?先ずは理想の明確化ですね。「30歳までにサービスを創造する」ために必要なスキルは何があるでしょう?
世の中のニーズを掴む力・それをサービス・プロダクトに落とし込む力・作ったものを多くの人に使ってもらうためのプロモーションを練る力・及び売り込む力・・・などなどざっくりですがこんなスキルですね。
ではこれらのスキルはどんな環境で身につけられるでしょうか?「30歳までに」と限定してしまっているので、ベンチャー企業の方が良さそうですね。その中でもリソースが揃っていてある程度のノウハウもたまっている、ここからさらに拡大を狙っているミドルベンチャーをAさんは選択しました。
・・・とここまでは多くの学生さんが考えていることです。ここでダメリは「自分の苦労しそうなポイントってどこだ?」「苦労した時にどう対処するか?」「今からそのポイントを克服するためにどんな行動をするべきか?」ということも考えようと提案します。
例えばAさんはとても優秀で今まで自分一人の力で物事に取り組み、結果を出して来た学生だとします。どんな困難に直面しても自分の力で解決して来ました。漫画『ホイッスル』の天城君(初期)みたいな感じですね。しかしこれまでは自分の力で解決して来たかもしれませんが、仕事は多くの人と絡んでやることが多いですし、自分一人でできることなんてたかがしれてます。サービスを作りたいと思っているのならば尚更ですよね。そうなってくると「俺は人を巻き込む時に壁にぶつかりそうだな」と見えてくるわけです。ここが見えれば次に進めます。「じゃあ人を巻き込むにはどうしたら良いんだろう?今からどんな経験を積んだら良いんだろう?」と思考が進みます。
こうすることで少しは覚悟が固まったり、自分の弱点を潰す動きを早い段階から取れるので良いのではないでしょうか。
お試しあれ。では。