「17卒就活生必見!!」現役人事が伝える就活攻略法〜キャリアビジョンについて〜〜
こんにちは。
前回のブログの続きです。本日は価値観型の人でも面接でうまく答えられるようになる方法をお伝えします。
もしお時間があれば前回の記事も読んでみてください。
前回のブログでキャリアを考える上で「価値観型」と「ビジョン型」について説明しました。
軽く復習をすると、
・ビジョン型・・・将来のビジョンが明確でそれによって動機付けされる人
・価値観型・・・自分のこだわりや価値観に沿って、日々それを満たしているうちに充実した人生を送れる人
でした。
(詳しくは前回のブログか、こちらの記事を参考に。)
面接でよく質問される「キャリアビジョンは何?」という質問に対して、ビジョン型の人は比較的答えやすいと思います。ただし、価値観型の人は難しいですよね。僕みたいに重症の人は「キャリアビジョンは何?」と質問された時に思考停止してしまいます。
キャリアビジョンって分かりやすく言うと、仕事上の目標だと思うんですよね。「僕は仕事を通じてこういう目標(やりたい事・ありたい姿)を達成したい!だから僕は御社で働きたいんです!!」的な。
つまり価値観型の人も自分の価値観を具体化して仕事における目標を作れれば良いわけです。
以下その方法です。キーワードは価値観の具体化です。
例えば「お客さんに喜んでもらいたい」という価値観について考えてみます。
この価値観を面接でぶつけても面接官の人は「お、おう。。。」となるか、「またそのパターンか!!!!」と怒り出すかもしれません。想いは伝わってくるんですけどね。
その想いの詰まった価値観を目標化するためにはまず、「誰に・どんな価値を提供して喜ばせたいのか?」ってのを考えてみてください。
誰に価値を提供するか。
「誰に?」ってのは上で言う「お客さん」のことです。一口にお客さんと言っても企業によって色々です。「個人」なのか「法人(企業)」なのか。個人であるならば、子供なのか大人なのか。あるいは法人ってどんな法人なのか?規模は?業種は?経営状況は?等々。他の切り口も存在するので、どれが自分のイメージに合っているか考えてみてください。
どんな価値を提供するか。
これも企業によって様々です。ネットや本で手当たり次第調べてみるのも良いと思いますが、それと同じ位重要なのが、実際に働いている人に会って話を聞くということです。色々と知識を集めて自分に合う・合わないを選んでみてください。
もしこの「どんな価値を提供したいのか?」ってのがピンとこない場合は以下の観点から考えてみてください。
・お客さんが喜んでくれている状態ってどんな状態?
・どんな距離からお客さんが喜んでいる姿を実感したいのか。
喜んでくれている状態も色々あります。与える価値によっては泣くほど喜んでもらえることもあります。また、何気ない日常の中での小さな喜びもあります。
前者で言うと例えばウェンディングプランナーなどですね。人生でもトップクラスに大きい買い物かつ、主催者含めた参加者が皆幸せになれる結婚式。お客さんの結婚式が成功するようにプランニングから当日のサポートまで自分が行い、無事終了した時にはその夫婦にとって一生忘れることのできない喜びを提供することができます。
後者で言うと例えば居酒屋の店長。地域の競合店よりも少しでも安くて美味しいお酒と料理を提供することで、お金にあまり余裕が無いお客さんにも喜んでもらう。そうすれば仕事帰りのサラリーマンが疲れを癒しに、あるいは部活帰りの大学生が祝杯をあげに来てくれるかもしれません。
また、お客さんとの距離感も重要です。どれくらいの近さでお客さんが喜んでいるのを実感したいのか。ウェンディングプランナーであれば、式当日までの打ち合わせから携わることになりますし、当日も会場に同席するので非常に近い距離にいるので、お客さんが喜んでいる表情・言葉などを間近で感じることができます。
しかし、例えば作家という職業はどうでしょうか?
頑張って執筆して出版したとしても、読者の顔は見えません。「仕事がうまくいっていないビジネスマンを助けて、喜んでもらいたい!」と思ってビジネス書を書いているのに、自分の本がどう役に立っているのかを読者と近い距離で感じることはできません。
もちろんレビューやお便りで読者の方からの感想などは知ることはできます。しかし、それは文字情報のみでしか感じることができないのです。
どっちが良い・悪いではありません。どっちが自分の価値観・性格に合っているかで決めてください。この作業が意外に重要なので自己分析が必要なのです。今までの自分はどういう対象・環境であればモチベーションが上がるのか、ってことが分かっていればかなり選びやすくなるのではないでしょうか。
こここまで説明したフローを踏まえれば、「webプロモーションを通じて、売り上げで悩んでいる中小企業の売り上げアップに貢献したい」などの目標(≒ビジョン)が見えてくるはずです。
少しでも参考になれば幸いです。